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意外と知らない!?給付金、補助金、助成金の違い
意外と知らない!?給付金、補助金、助成金の違い

益田 寛大
民間コンサルタント
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2025/02/28
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国などが所定の企業や事業者へ支給している給付金や補助金、助成金には様々なものがあります。どれが自社で活用できるのか選ぶのはなかなか難しいですよね。
まず第一に給付金、補助金、助成金の違いって意外と説明難しいですよね。それぞれの違いがわかることで活用のヒントになるかもしれません!
【給付金、補助金、助成金の違い】
・給付金
給付金は、「救済措置」を目的として個人に支給されることが多い制度です!主な交付元は国や自治体でとなってます。
給付金は設定された要件を満たしていれば、申請することで支給され、受け取った資金の用途は基本的に自由です。例としては、家賃額が支給される「住居確保給付金」のほか終了していますが、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として実施された「持続化給付金」などが挙げられます。
・補助金
補助金は、事業者を対象としており、主な交付元は経済産業省です。補助金の目的は、「事業拡大、革新的なサービス展開のための設備投資」を補助することです。補助金の種類ごとに対象の経費や取り組みは異なっており、補助金の要領(ルール)に当てはまる場合、申請できます。支給は後払いで、事業投資を先んじて行う必要がある点に注意です。また、事業終了後には報告書などの提出を求められる場合もあります。
補助金は、事業者が提出した書類をもとに審査が行われます。そのため、申請しても必ず採択されるとは限りません。また、ほとんどの補助金は予算や採択件数が決まっているため、上限に達すると申請の受付が終了します。補助金の例としては、「事業再構築補助金」や、「ものづくり補助金」、「IT導入補助金」といったものがあります。
・助成金
助成金は、事業者を対象として、「雇用や労働環境の整備」を支援する制度です。主な交付元は厚生労働省です。従業員雇用する事業者を対象とした助成金が多く、その場合に従業員を雇っていない事業者は対象になりません。
補助金との違いは事業計画書の審査がなく、要件を満たしていれば申請によって支給されることです。なお、補助金と同じく支給は後払いです。例としては、「業務改善助成金」、「キャリアアップ助成金」などが挙げられます。
給付金 | 補助金 | 助成金 | |
目的 |
救済措置のため |
事業者の 事業投資に支給 |
雇用、労働環境改善 のために支給 |
主な交付元 | 国や自治体 | 経済産業省 | 厚生労働省 |
支給条件 | 要件を満たす | 審査に合格する | 要件を満たす |
入金時期 | 先払い | 後払い | 後払い |
それぞれの違いを理解したうえで必要な支援策を検討しましょう!
もしも、「それでも結局何を使ったらいいかわからない、、、」、「もっといい制度はないのかな??」という方はお気軽にご相談ください!