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補助金とは? 行政書士が補助金の概要と申請の流れについて徹底解説!
補助金とは? 行政書士が補助金の概要と申請の流れについて徹底解説!

下井 康太
行政書士
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2024/12/20
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経営 財務・経理
補助金って何?
こんなお悩みありませんか?
・補助金って聞くけど、どんなものなのか分からない
・資金調達をしたいけど、返済は嫌だ
・資金があれば新しい戦略が立てられる
・どんな補助金が使えるか分からない
・税金払っているのに何も還元されていない
今回は、そんなお悩みに答えます!
最後まで読んでいってくださいね!
補助金とは
・国や地方自治体から支給される制度
・返済不要の資金調達の方法
・審査制や先着制で合格者が決まる
・後払いのキャッシュバック方式
活用方法
脱毛事業をしていて、新たにエステ事業を展開したく、ラジオ波の機材を導入したい。集客の方法として、ランディングページを制作してFacebookやInstagramでネット広告を出稿したい。さらに、チラシを制作して近隣の住民へポスティングしたい。この機材・ランディングページ制作・ネット広告・チラシ制作・ポスティングの予算が厳しいので、それらについて補助金を受けたい。
上記のように、
・どんな事業をするか
・実現のために「何に」「いくら」必要か
・売上はどう立てるか
事業計画を立てて、申請をします。
上記の太字の部分の経費が1/3や1/4になるのが補助金制度です。ただ、補助金の制度によって、負担率や負担上限額は異なります。
補助金の申請の流れ
下記のようなフローで進んでいき、企画・予算・経理の3つの審査ステップがあります。持続化補助金のように小さめの補助金制度では交付申請と実績報告がくっついている場合があります。
基本的には、交付決定前に契約・納品・支払をしたものは補助金の対象外になるので、過去の経費には補助金を活用することができません。
応募申請とは?
申請要件に合致しているか、書類が揃っているか、他の事業者より事業計画が優れているかなどで合格が決まります。この合格を「採択」と言います。
交付申請とは?
見積書や相見積書を提出して、「この業者と契約してもいい?」「この経費内容で進めていい?」「この金額で契約するね?」などが見られ、合格が決まります。この合格を「交付決定」と言います。
実績報告とは?
契約書・納品書・検収書・請求書・支払記録などを提出して、交付決定を受けた内容が適正に実行されているかが見られ、合格が決まります。この合格を「補助金額確定」と言います。補助金額確定後に補助金を請求することで、やっと補助金が指定口座に入金されます。
補助金で活用できる経費の例
補助金の制度によって、活用できる経費は異なります。例えば、同じ看板でも立掛け式ならOK、建物にくっついていたらNGと異なっていたり、OKとNGが逆だったりもします。
なので、制度ごとの手引きや要領をしっかり確認したうえで検討してください。HOJOJOの登録専門家に相談してみるのもオススメです!
以下は主な経費の例です。よく使われるものだけピックアップしています。
※補助金によって活用例も異なります。
建物費
・改装費用
機械装置システム構築費
・機械の導入費用
・器具の導入費用
・システムの開発費用
・システムの導入費用
・ホームページの作成費用
専門家経費
・事業実施にあたり専門家のアドバイス費用(補助金支援NG)
外注費
・設計の費用
・デザインの費用
・他の経費にあてはまらないもの
広告宣伝・販売促進費
・ランディングページの作成料
・チラシの制作料やポスティング代
・ネット広告の出稿料
・ネット広告の運用代行料
・展示会の出展料
・市場調査の費用
・営業代行の費用
研修費
・講座の受講料
補助金の活用の注意点
以下のことに気を付けましょう。
・補助金の対象となる期間は決まっています。
・補助金の対象となる経費のルールは制度によって異なります。
・補助金は後払いのキャッシュバック方式です。
・採択された後も手続きが必要です。
・基本的には事業計画どおりに事業を進めないといけません。
補助金の探し方
下記の方法があります。
国や地方自治体のホームページ
補助金の制度が始まると、ホームページの新着情報に更新されることが多いです。なので、経済産業省や自分のビジネスに関連する省庁、拠点がある都道府県、市町村のホームページをこまめにチェックすることで情報収集ができます。
補助金の検索サイト
中小機構が運営しているJ-Net21や民間企業が運営している検索サイトで情報収集ができます。ただ、リアルタイムで反映されない場合もあるので、上記の方法よりも精度が劣ります。
https://j-net21.smrj.go.jp/snavi/
顧問税理士
みなさんの事業を1番理解しているのは、顧問の税理士なので活用しやすい補助金を提案してくれる可能性があります。ただ、補助金には疎い税理士もいらっしゃるのが現状です。
HOJOJO
AIチャット機能で補助金の情報を取得できます。ただ、HOJOJOの登録専門家への相談をオススメします。AIや検索を利用する場合、みなさんが的確に情報を伝える必要があり、ベストな提案をできないことがあります。専門家だと必要な情報を丁寧にヒアリングして深掘っていくことでみなさんにとってベストな提案をすることができる可能性が高くなります。
補助金はビジネスの潤滑剤
補助金を活用することで、本来かかる費用が1/3や1/4になったりします。浮いたお金でプロモーションに回すなど、従業員に還元してモチベーションを上げるなど、いろんなことができます。
手続きは正直、めんどくさいです。プロの私からしてもめんどくさいです。ただ、それを乗り越えるメリットは充分にあります。
HOJOJOには補助金に長けた専門家が集まっています。専門家に相談することも、サポートを受けることも可能です。
ぜひみなさんも補助金を活用してみてくださいね!
みなさんのビジネスがますます成長していくことを応援しています!